みなさん、こんにちは☺️
ミニチュアフード作家のHP HAUSです。
普段MIROOMさんのレッスンでは↑のように始まるのですが
普段作家仲間のみなさんには、Suuと呼んでもらっています。
小学生の頃のあだ名が「すーちゃん」だったからです。
オンラインではぜひSuuと呼んでください。
さて、今回は私が粘土を始めたきっかけについて
書かせてください。
第一子の長男が生まれてしばらくは
別の仕事を在宅でやっていたのですが
産んでみるまでは子育てというものを甘くみていた私😞💦
子育てと仕事を同時に家でなんてまあ思うようにいかず
仕事で切羽詰まると子供にイライラ、そんな自分に自己嫌悪…
そんなある日
仕事でトラブルがあり、対応に必死になっていると
PCにかじりつく私に息子がぐずりながら全力でよじ登ってきて
私は息子を邪魔だと思ってしまいました。
それでハッとして。
そのトラブルというのが
先方の理不尽な要求によるものだったのでなおさら
どうでも良いことのために、大切な人を邪魔に思っている
こんなことがしたかったわけじゃない!と。
当時の私は、慣れない育児にいっぱいいっぱいで
精神的に落ち込むことも多く
子供がいると、何もできない…と思ってしまうことがありました。
でも、目の前のやらなきゃいけないこと
それって本当に私がやりたいことなの?
考えてみたら、全然違う。
初めての育児に戸惑いながら自信をなくして
ただなんとなく、意地のように
社会とのつながりを求めてやっているなって
気づきました。(あくまで私の場合は、です💦)
それで仕事は辞めて、子供が小さいうちは
(少なくとも在宅の)仕事はしない
と心に決めたのでした。
もちろん専業主婦だって、ものすごく大変だけど
私のキャパでは、子育て以外の責任を
今は負うべきじゃないと感じていたので
そこからは他のことに気を取られることなく
育児に専念していました。
2016年の7月
2歳の息子が喜ぶかなぁと、100円ショップの粘土を使って
小さなアイスクリームを作ってみました。
これにとっても喜んでくれて、嬉しかった☺️
その数ヶ月前だったと記憶していますが
当時はまだ見る専門だったminneさんで
ミニチュアの目玉焼きトーストをマグネットにして
売ってらっしゃる方を見つけて
こんな可愛いものがあるのか!と感動し
作ってみたいなぁ、作れるかなぁと気になっていましたが
忙しさに流されてなかなか挑戦できずにいました。
そんな中、軽い気持ちで作ってみたアイスクリームが
なかなか上手く作れたことで
フェイクフードにチャレンジするハードルが
取り払われてきたような感じがしました。
ある日、着物のデザインをしている友人が
出店しているところへ遊びに行くと
髪飾りを粘土で細工されている作家さんの製作映像を目にし
すごい、こういう技術もあるのか
こんなすごい人だって
最初は何もわからないところからスタートしたはず
私もとにかくやってみよう!と
初めて作ったトースト作品がこのハムエッグトーストでした。
拙い一作目をお見せするのは
ちょっと恥ずかしい感じもするのですが
粘土に興味のある方が
最初はこんなもんでも続ければ上達するのだなと
思ってくださればいいな😊
そこからハマって10日後に仕上がった二作目が
こちらのホットドッグ。
これは現行のホットドッグとクオリティがあまり変わらないようです。
さらに10日後には最初のハムエッグトーストの作り方を改良して
このようになりました。
だいぶ違いますね😊💦
さらに1週間後には土台のトーストの作り方を確立して
山食トーストを作れるようになりました。
この時点ですでに10年以上前になりますが
美大で工芸を専攻していたので
粘土で原型を作るというのはよくやったものでした。
その時の感覚を思い出しながら
最初の頃はわりとスピード感を持って上達していったと思います。
そしてminneさんに出してみるとすぐ
いろんな方に買っていただきました。
ミニチュアフードってこんなに売れるのかと、びっくりしました。
完売すると、再販リクエストというのもいただきはじめて
うれしさよりも驚きが大きかったのを覚えています。
インスタグラムでも作品や製作風景に対して反響をいただいて
それが現在でも活動の原動力となっています。
本当に、ありがたい限りです。
先出の、私が初めて目にした目玉焼きトーストを作られていた
作者の方ですが、後から気になって何度も探してみたのですが
見つからず💦
粘土ではなく他の手芸作品をメインに
目玉焼きトーストも作ってみたから出してみたという感じで
粘土作家として活動されているわけではないようでしたので
わからずじまいです。
とにかく私にとって
①子供を産んだこと
②好きではない仕事をやめたこと
③子供と楽しめることをやってみたこと
④気になる世界を発見したこと
⑤友達の活動に顔を出してみたこと
これらが関係し合って
粘土をはじめるきっかけとなりました。
ここまで書いて、改めて
今まで私に関わってくれた全てに感謝を寄せたいと思いました。
こういう経緯を書こうと思ったのは
以前の私自身のように
子供がいると好きなことができない、とか
自分の好きなことがわからない
と、もし今思っている方がいたら
子供がいるからこそ好きなことが見つかることがある
仕事に限らず嫌なことを出来るだけやめて
気持ちの向くままに行動してみたら好きなことが見つかったりする
そんな世界もあることを伝えられたらうれしいと思ったからです。
次回はそうして見つけた好きなことが
仕事になるまでを書きます。
最後まで読んでくださってありがとうございました😊💖